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以前、医療機関に機器を卸す仕事をしていたのでそのあたりの話もたまにはしてみたいと思います。
医療機関では様々な医療機器が利用されていますが、これらは新品で購入するとなるとかなり費用も高くつくものです。そして使わなくなった医療機器や買い替えなどで処分を考える場合も、搬送や処分に費用がかかってしまうことになりますが、ただ廃棄するのではなく、医療機器の買取サービスを利用すれば、不用になった機器も高価での買い取りが期待できますので、医療機器の廃棄や買い替えなどのときのコスト削減に役立ちます。
医療機器買取業者の選び方としては、まずは全省庁統一資格を持っているかを確かめておきましょう。これは官公庁や国公立の医療機関との取引を許可するものとなっており、薬事法上の義務を守らなければ取得できないこととなっていますので、こうした資格を持っていることで安心して利用できる業者であることを見極めることができます。
そして対応がスピーディーであることも大切ですし、幅広く機器の買取に対応しているかも確認しておきましょう。海外にルートを持っている業者であれば国内ではあまり需要のない古いタイプの機器でも対応してもらえる場合があります。それから医療機器の搬送などにもしっかり対応してくれるのかも確認しておきましょう。
医療機器は概して高価なものです。ただ、医療というのは日進月歩で進化しています。先日も、あれだけ話題なったiPS細胞から1年程度でSTAP細胞の話題で持ちきりですので。まあ、それはあくまで例えですが、この様に治療方法や検査の仕方はどんどん変わります。そのため、一般的な医療機器は7年程度で買い替えを検討する必要があると言われているのです。これではお金がかかってしまってもったいないばかりでなく、まだ使える医療機器を廃棄するのもいかがなものかということで、ここ数年で増えているのが医療機器の買取りサービスです。
さすがに、街のリサイクルショップとは異なり、専門知識と技術が無いと引取れない物も多数あります。こういった業者さんでは、専門スタッフさんを雇っていますので、提携する撤去専門業者と連携し、安全で迅速な搬出・買取りができるそうです。また、中古医療機器の品質基準も厳しくなったことから、中古医療機器でも積極的に導入する病院なんかも増えたそうですよ。